やまとのやしろの自由保育
「Peace starts from children」

やまとのやしろの自由保育は、「平和は子ども達から始まる」と、講演したマリア・モンテッソーリ博士のセオリーを土台としています。博士が創られた教育方法の主役は「大人」ではなく「子ども」です。

沢山の子ども達を観察した博士は、０−６歳くらいの子どもには、生まれつき、自分で自分を育む、幾つかの特別な力が備わっていることに気づきました。

やまとのやしろ保育園では、そのセオリーを基に、一人一人の子どもの、生まれ持った自らを育む力や個性が、阻まれることなく、伸び伸びと表れるように、大人は黒子のように、そっと援助します。

子ども達は、自分のいる場所の、モラルやルールを守りながら、「自分を傷つけない」「お友達や大人を傷つけない」「物を傷つけない」という、園生活での約束の下、様々な自由が手渡され、自分の選んだ活動を、自分が選んだ場所で、満足するまで楽しみます。

０−６歳の、個人の人格を創る時期に、それぞれの生まれ持った力が表れるように整えられ準備された園の環境の中で、子ども達は自分で気づき、自分で考え、自らを育みます。

満たされた心を持ち、自分の事を信じて尊び、自分と同じ命を持った他者を受け入れることのできる子ども達が、成長した２０年後、そして彼らが育てた次の命が続いていく１００年後、自由と平和を身にまとった人々の創っていく、希望に満ちた世界が楽しみでなりません。

園長 / 井上　翠